魅惑の列車が復活!コート・ダジュールから南仏アルプスへ
南フランスの絶景路線「Train des Merveilles」が復活。コート・ダジュールから南アルプスまで、車窓に広がる驚異の景観を楽しむ旅。
公開日時: 2026年7月24日 7:02 · 更新: 2026年9月27日 22:48
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フランスが誇る絶景列車「Train des Merveilles」が帰ってきた
南フランスのコート・ダジュール(Côte d'Azur)から、フランス南アルプス(Southern French Alps)を結ぶ列車「Train des Merveilles(驚異の列車)」が、長い休止期間を経て復活しました。この路線は、ニース(Nice)からタンド(Tende)までを約2時間で結び、途中、息をのむような山岳風景や歴史的な橋梁、トンネルを通過します。特に、標高差1000メートル以上を登る車窓からの眺めは、まさに「驚異」の一言。フランス政府と地域鉄道会社が協力し、2026年5月に運行を再開しました。
コート・ダジュールの輝きからアルプスの静寂へ
旅はニースの中心駅から始まります。地中海の青い海と椰子の木が広がるコート・ダジュールは、世界的に有名なリゾート地。しかし、列車が内陸へ進むにつれ、風景は一変します。オレンジやレモンの果樹園、そして石造りの村々が現れ、やがて急峻な山岳地帯へ。特に、ロワ川(Roya River)に沿って走る区間は、深い渓谷と断崖絶壁が連続し、まるで大自然のアート作品を鑑賞しているかのようです。日本の読者にとっては、黒部峡谷鉄道に似たスケール感を想像していただけると良いでしょう。
歴史と工学の粋を集めた路線
この路線は、19世紀末に建設されました。当時の技術の限界に挑戦し、数多くのトンネルと橋梁が建設されました。特に、標高約1000メートルに位置するタンド駅に到着するまでの間、列車は50以上のトンネルと20以上の橋を通過します。中でも「ヴィオデュック・ド・ラ・ロワ(Viaduc de la Roya)」は、高さ50メートル、長さ200メートルを超える石造りのアーチ橋で、その優美な姿は一見の価値あり。日本の鉄道ファンなら、碓氷峠のアプト式や旧線の橋梁を思い起こすかもしれません。
旅のハイライト:途中下車おすすめスポット
この列車の魅力は、途中駅での下車も楽しめること。例えば、ブロン(Breil-sur-Roya)では、中世の街並みが残る村を散策できます。また、ソスぺル(Sospel)では、13世紀の橋やサン・ミッシェル教会を見学。さらに、終点のタンドでは、アルプスのハイキングコースが充実しており、夏は涼しい山歩き、冬はスキーも楽しめます。日本の旅行者には、湯布院や軽井沢のようなリゾート感覚で訪れるのがおすすめです。
運行情報とチケットの買い方
運行は2026年5月から10月までの季節運行で、1日2往復。ニース発は午前9時と午後2時、タンド発は午前11時と午後4時です。所要時間は約2時間。料金は片道25ユーロ(約4000円)から。事前にSNCF(フランス国鉄)のサイトで予約するのが確実です。また、ヨーロッパ鉄道パス(Eurail Pass)でも利用可能ですが、座席指定が必要な場合があります。日本の旅行代理店でも取り扱いが始まっているので、チェックしてみてください。
まとめ:フランスの新たな旅のスタイル
「Train des Merveilles」は、単なる移動手段ではなく、旅そのものが目的地となるような体験を提供します。コート・ダジュールの華やかさと、南アルプスの自然美を一度に味わえる贅沢なルート。復活を機に、ぜひ日本の皆さんにもこの絶景列車の旅を楽しんでいただきたいと思います。
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