サッカーW杯を“売却”するはずが…FIFAの投資家計画がわずか数日で頓挫
FIFAがW杯の商業権を投資家に売却する計画を発表から数日で撤回。欧州諸国のボイコット表明が決定打となり、サッカー界のガバナンスをめぐる議論に発展している。
公開日時: 2026年8月7日 7:17 · 更新: 2026年9月27日 22:48
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国際サッカー連盟(FIFA)は2026年7月31日、ワールドカップ(W杯)の商業権の一部を民間投資家に売却する計画を撤回した。発表からわずか数日での方針転換であり、欧州諸国による強い反発とボイコットの動きが背景にある。
投資家売却計画とは
FIFAは先週、W杯関連の商業事業を新会社として設立し、その少数株式を投資家に売却する計画を発表していた。この計画により、FIFAは巨額の資金を短期間で調達できる見込みだった。しかし、サッカー界の統括団体として、収益を商業投資家に開放することは、FIFAの公益性や透明性を損なうという批判が世界中から噴出した。
欧州諸国の猛反発
特に欧州サッカー連盟(UEFA)や各国協会は「W杯は投資家の利益のためにあるのではない」と強く反対。一部のヨーロッパ諸国は、今後の大会への参加をボイコットすることも辞さない構えを見せていた。この動きに、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は対応を迫られた。
撤回の理由と声明
FIFAは撤回に際し、「サッカーの精神と信頼を守るため」と説明。インファンティーノ会長は「我々はサッカー界全体の利益を最優先にする。投資家の提案は拒否された」とコメントした。関係者によると、欧州連盟との緊急協議を経て、計画の白紙撤回が決まったという。
今後の影響
この撤回により、FIFAは新たな資金調達戦略の構築を余儀なくされる。一方、サッカー界のガバナンスや商業化のあり方をめぐる議論は、今後ますます活発化しそうだ。W杯の運営は、スポーツの健全性と財政的持続可能性のバランスが問われる時代に突入している。
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