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黒人創業者の資金調達額が2022年以来最高に——ただし課題も

2026年第1四半期、黒人創業者の資金調達額が2022年以来最高に。しかし全体の1.2%に過ぎず、ネットワーク格差など課題は依然として大きい。

公開日時: 2026年6月1日 7:34 · 更新: 2026年9月27日 22:48

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黒人創業者の資金調達額が2022年以来最高に——ただし課題も

2026年第1四半期、黒人創業者が調達したベンチャーキャピタル(VC)資金は2022年以来最高額を記録した。しかし、その背景には依然として深刻な格差が存在する。

クランチベースの調査によると、2026年第1四半期に米国の黒人創業者が調達した資金は約4億5000万ドルに達し、2022年第4四半期以来の高水準となった。これは前年同期比で約30%増加している。しかし、この数字は全VC投資額のわずか1.2%に過ぎず、依然として極めて低い水準にある。

クランチベースの調査責任者ジーン・ティア氏は「黒人創業者を阻む要因には、ネットワークや関係性、早期の紹介へのアクセス不足がある」と指摘する。特に、シリコンバレーを中心とするVC業界では、既存のネットワークを通じた紹介が資金調達の重要な入り口となるが、黒人創業者はその機会に恵まれないことが多い。

また、2020年のブラック・ライブズ・マター運動を契機に、多くのVCがダイバーシティ(多様性)推進を掲げたが、その後の投資実績を見ると、持続的な改善には至っていない。2021年には黒人創業者への投資が一時的に急増したが、その後減少に転じ、2023年には最低水準を記録した。

今回の増加は、一部のファンドが意図的に黒人創業者への投資を増やしていることや、AI分野での黒人創業者の台頭が寄与している可能性がある。しかし、依然として黒人創業者は全創業者の約1%に過ぎず、資金調達額も全体の1%強にとどまっている。

ティア氏は「真の変化には、VC業界の構造的な改革が必要だ。単発のプログラムではなく、ネットワークへのアクセスを広げる継続的な取り組みが求められる」と述べている。日本の読者にとって、この問題は遠い話に思えるかもしれないが、日本でもスタートアップエコシステムにおける多様性の欠如は同様の課題であり、参考になる点が多い。

唐

唐澤 あきら

Full stack 技術者

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