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フレイザーズ・グループ、バーバリー株約5%取得 仕掛け人アシュレー氏の次の一手は?

英小売大手フレイザーズ・グループが高級ブランド、バーバリーの株式約5%を取得。業績低迷が続くバーバリーの再建に向け、アクティビストとして知られるアシュレー氏がどんな動きを見せるのか注目が集まる。

公開日時: 2026年8月9日 7:18 · 更新: 2026年9月27日 22:48

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英国小売大手が高級ブランドに出資

英小売大手フレイザーズ・グループ(Frasers Group)が、高級ファッションブランドのバーバリー(Burberry)の株式約5%を取得したことが明らかになった。フレイザーズ・グループはスポーツ用品チェーン「スポーツダイレクト」や「フラネルズ」などを展開する企業で、創業者マイク・アシュレー氏が率いる。同社は以前からバーバリー株を少しずつ取得しており、今回保有比率を約5%に引き上げた。これにより、フレイザーズ・グループはバーバリーの主要株主の一角に躍り出た。

バーバリーが直面する深刻な経営課題

バーバリーは、トレンチコートやアイコニックなチェック柄で知られる英国を代表する高級ブランドだ。日本でも老舗として根強い人気を誇るが、近年は世界的に業績が低迷している。中国市場の需要減退や、ラグジュアリーセクター全体の減速が直撃したことに加え、ブランド刷新を目指した戦略が裏目に出た。特に、前任CEOジョナサン・アクロイド氏が推し進めた「高級路線の強化」は、コア顧客の反発を招き、売上を大きく落とす結果となった。

さらに、経営陣の不安定さも深刻だ。アクロイド氏は就任からわずか2年で退任し、現在は元マイケル・コースCEOのジョシュア・シュルマン氏が後任を務めている。シュルマン氏は実績ある経営者だが、ブランド再建には時間がかかるとみられており、市場では早期のV字回復は期待できないとの見方が強い。

アシュレー氏の思惑と過去の投資戦略

フレイザーズ・グループは、経営が低迷する企業への投資を積極的に行う「アクティビスト」的な動きで知られる。過去には百貨店チェーン「ハウス・オブ・フレイザー」を買収し、再建を主導した実績がある。また、昨年には高級ブランド「マルベリー」への出資も行い、その戦略が注目されてきた。

アシュレー氏は、単なる資本参加にとどまらず、経営陣と対話し、販売戦略や商品構成の見直しを求めることで知られる。バーバリーに対しても、小売チャネルの効率化やコスト削減、アウトレット販売の強化など、独自のノウハウを活かした提案を行う可能性がある。特に、フレイザーズ・グループは英国国内に強固な販売網を持っており、バーバリーの市場拡大に貢献できるとみられている。

市場の反応と今後の展望

今回の出資が報じられると、バーバリーの株価は一時上昇した。投資家の間では、フレイザーズ・グループの参入が経営改革を加速させるとの期待が広がった。しかし、専門家からは「高級ブランドと大衆小売の文化の違いは大きく、思惑通りに進むかは不透明」との指摘もある。

バーバリーは現在、ブランド価値を維持しながら成長を取り戻すという難しい課題に直面している。フレイザーズ・グループの出資が再建への起爆剤となるのか、それとも単なる資本参加で終わるのか。今後、アシュレー氏がどのような行動を起こすのか、世界中のファッション業界が注目している。

唐

唐澤 あきら

Full stack 技術者

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