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【32歳・零細企業経営者の4ヶ月】世界を股にかけ、古民家を壊し、世田谷を駆ける。移動距離と幸福度のリアルな関係

32歳、零細企業の経営者。その日常に「停滞」の二文字はない。ある時は世田谷の路地裏を猛スピードで駆け抜け、ある時はエチオピアの喧騒の中で土埃にまみれ、またある時は北九州の静寂の中で築80年の古民家と対峙する。

公開日時: 2026年7月23日 5:16 · 更新: 2026年9月27日 22:48

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1. イントロダクション:静止することのない「経営者」の日常

32歳、零細企業の経営者。その日常に「停滞」の二文字はない。ある時は世田谷の路地裏を猛スピードで駆け抜け、ある時はエチオピアの喧騒の中で土埃にまみれ、またある時は北九州の静寂の中で築80年の古民家と対峙する。

東京、韓国、アディスアベバ、そして地方の寂れた町。目まぐるしく変わる景色の中で、なぜこれほどまでに自分を追い込み、移動し続けるのか。その理由は、単なる「ビジネス」の枠には収まらない。移動距離が思考を研ぎ澄まし、不自由さが生の実感を引き出す。圧倒的な移動の果てに見えてくる、幸福度の真実をここに記録する。

2. ビジネスの現場:撮影、収録、そして不動産決済

経営者としての実務は、呼吸をするかのようなスピード感で進んでいく。ブランドムービーの制作、ラジオ収録、YouTubeコンテンツの撮影……。しかし、彼の真骨頂はその「密度」にある。

  • **全方位のマルチタスク:** 撮影の合間を縫って、何千万もの不動産決済を冷徹に完了させる。
  • **「無意味」への情熱:** 「無意味な話を真面目にしています。真剣にやってますよ」と語るように、一見遊びのような会話にも100%の熱量を注ぐ。
  • **現場主義の貫徹:** 吹雪の中でも、機材トラブルに見舞われても、カメラを回し続ける。

「ビジネスだからやる」のではない。目の前の制作物、目の前の対話、そのすべてに命を吹き込むことが、彼の生き方そのものなのだ。

3. 原点回帰と心身の整え:世田谷のシェアハウス生活と「10kg減量」

狂騒のビジネスシーンの対極として、彼はあえて「ルーツ」への帰還を選んだ。4年前から借りている世田谷の最安物件(シェアハウス)に拠点を戻したのだ。

  • **剥き出しの肉体:** この1年で**10kgの減量**を敢行。本人が「痩せすぎた(too thin)」と苦笑するほどに削ぎ落とされた身体は、過酷な旅に耐えうる唯一の資本だ。
  • **チャリという名の戦闘:** 世田谷から神保町、五反田、そして**竹芝フェリー乗り場まで1時間**。自転車で街を切り裂くように走る。「カロリーを摂取しないとやばい」と焦るほどにエネルギーを使い果たし、達成感とともに再びペダルを漕ぎ出す。

豪華な生活に溺れることなく、あえて不便で安価な原点に身を置く。その振り幅が、彼のハングリー精神を維持させている。

4. 破壊と創造:北九州での80年級「古民家DIY」プロジェクト

デジタルな映像制作の世界から一転、北九州では「破壊」という名の創造に没頭する。購入したのは、築80年の古民家。

  • **自力での破壊プロセス:** 100円ショップやホームセンターで工具を揃え、**懐かしのエバーリフト(ヘッドバンド)**で防御力を高めて現場に立つ。汚れや粉塵にまみれながら、自らの手で古い天井をぶち抜く。
  • **手触り感のある再生:** 「解放感がすごい」という咆哮とともに、庭にはカモミール、コスモス、バラの種を蒔く。「頼むぜ、俺を守ってくれ」と土に祈りを捧げる時間は、都会の喧騒を忘れさせる原始的な喜びに満ちている。

キーボードを叩く指で、バールを握り、土を弄る。この「手触り感」こそが、彼の思考を地面に繋ぎ止めるアンカーとなっている。

5. 未知の世界へ:エチオピア・アルバミンチへの強行軍

そして、物語は再び世界へ。約40日間にわたるエチオピア撮影行だ。

  • **予測不能の連続:** 乗り継ぎの混乱、空港での不親切な対応。預けた荷物が届かず、手元にはハンドバッグのみ。挙句の果てに、**23.9kgという激重の機材荷物**を抱えての移動。
  • **異国の緊張感:** アディスアベバからアルバミンチへ。「アジア人は相当珍しいから見られる。舐められないようにしないといけない」という独特の緊張感。現地ガイドの「モトキ」との出会いや、現地の強烈な個性に揉まれながら、カメラを回し続ける。
  • **孤独な編集作業:** ホテルの部屋で、ルームサービスの**エッグフライドライス**をかき込みながら、素材を「バキバキ」に編集する。

トラブルを「気持ちいい」と笑い飛ばし、不便さを楽しむ。かつて読んだ本『グレートジャーニー』に触発された彼の旅は、止まることを知らない。

6. 総括:人生を「グレートジャーニー」にするための3つのマインドセット

この4ヶ月間の激動から導き出されるのは、人生を能動的に謳歌するための哲学だ。

1. 「移動距離」が思考をアップデートする

国内外を問わず、圧倒的な距離を移動せよ。23.9kgの重荷を背負い、予定外のトラブルに直面するたび、あなたの思考は書き換えられ、強靭になっていく。

2. 「原点」と「挑戦」を往復する

世田谷のシェアハウスという地に足のついた「ルーツ」を持ちながら、アフリカや古民家再生といった「未知」へ手を伸ばす。この極端な往復こそが、生命力を爆発させる。

3. 「人生は、食べ過ぎてもいい」という肯定感

解食で食べ過ぎた夜も、ヘリ墜落事故で予定が狂った日も、一言こう呟けばいい。「いいんです、人生でしょう」。すべてを慈しみ、肯定する姿勢が、明日への活力になる。

「本日も素晴らしき1日であった」。

そう胸を張って言える日を増やすために。

「あなたは明日、どこまで足を延ばしてみますか?」

小さな一歩が、あなただけのグレートジャーニーの始まりなのだ。

唐

唐澤 あきら

Full stack 技術者

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