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「まるでギリシャの島にいるようで、息苦しい暑さもない」――読者が選ぶ、もう少し涼しいヨーロッパの海辺

灼熱の南欧を避けて、爽やかに過ごせるヨーロッパの海岸を読者が紹介。ギリシャを思わせる仏・グレナン諸島や北欧の白夜のビーチなど、個性豊かな避暑地が集まった。

公開日時: 2026年9月4日 7:02 · 更新: 2026年9月27日 22:48

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年々、南ヨーロッパのビーチリゾートを襲う記録的な猛暑。日差しが強く、砂浜は焼け付くように熱くなる。そんな中、旅行者たちは“もう少し涼しいけれど、それでも美しい海”を求めて、視線を北や西へ向け始めている。今回『ガーディアン』紙の読者投稿から、灼熱を逃れて快適に過ごせるヨーロッパの海岸線を紹介しよう。

まるでエーゲ海!? フランス・ブルターニュ、グレナン諸島

ブルターニュ地方の南岸から船で約1時間、フランス領グレナン諸島は、透明度の高い浅い海と真っ白な砂浜が広がる。ここはまさにギリシャの島々を思わせる風景だが、夏の気温は25度前後と過ごしやすい。海水はやや冷たいが、その分リフレッシュできる。グラスボトム船に乗れば、ウミガメや色とりどりの魚に出会えるかもしれない。

“ギリシャの島にいるようです。でも、あの蒸し暑さがないんです。水は冷たいけれど、それがむしろ爽快で。島ではハイキングもできて、1日中快適に過ごせました”(マリーさん、フランス)

緑の崖と魚介の宝庫 スペイン・ガリシア州、リアス・バイシャス

スペイン北西部、ガリシアの大西洋岸には、リアス・バイシャスと呼ばれる複雑に入り組んだ入り江が続く。フィヨルドのような地形に、牧草地の緑と白い砂浜が点在し、まるで北欧と南欧を合わせたような景観だ。夏でも海岸線はさわやかな風が通り、夜は涼しすぎて羽織り物が欲しくなるほど。

“スペイン内陸部は40度近いのに、ここでは25度くらい。海の幸も絶品で、地元の白ワインと一緒に楽しみました。” (カルロスさん、マドリード)

サーフィン天国、イギリス・コーンウォール

イギリス南西端のコーンウォールは、暖流(メキシコ湾流)の影響で比較的温暖。夏でも30度を超えることはまれで、海風がとても心地よい。人気のビーチは、サーフィンの聖地ニューキーや、白い崖に囲まれたポスコノ海岸。エメラルドグリーンの海は、カリブ海にもたとえられる。

“水はちょっと冷たいけど、ウェットスーツを着れば大丈夫。ロンドンの蒸し暑さから逃れて、毎週末ここに来ています。”(スティーヴさん、ロンドン)

白夜のビーチ、デンマーク・スカーエン

ユトランド半島の最北端、スカーエン。ここは北海とバルト海が出会う場所で、波が打ち寄せる砂の洲がどこまでも続く。特徴的なのは、夏至の頃には太陽がほぼ沈まず、夕方でも明るいこと。気温は日中でも20度前後で、一日中快適に散歩や水遊びが楽しめる。

“真夜中でも薄明るくて、時間の感覚がなくなります。ビール片手に砂丘でぼんやり過ごす、非日常な時間が味わえました。”(栄子さん、東京)

サウナと海の究極コンボ スウェーデン・ブーフスレーン地方

ヨーテボリから北へ車で1時間ほど。スウェーデンの西海岸ブーフスレーンは、氷河に削られた花崗岩の岩礁が続く、北欧らしい海岸だ。夏でも水温は15度前後なので、地元の人々はサウナで体を温めてから海に飛び込む。岩盤の上で日光浴をすれば、体はポカポカ。自然のスパ体験ができる。

“サウナ後の冷たい海は最高です。暑さにうんざりしていたのが嘘のように、体が引き締まる。まさに夏の楽しみ方の新定番ですね。”(アンナさん、ストックホルム)

涼しさだけじゃない、豊かな文化も

これらの海岸線は、気候の快適さだけでなく、それぞれに独特の文化や料理、歴史があるのも魅力だ。例えば、ブルターニュではシードル(りんご酒)とクレープ、ガリシアではタコのパプリカ和え、コーンウォールではクロテッドクリーム付きのスコーン、デンマークではスモーブロー、スウェーデンではシーフードの盛り合わせが名物。猛暑を逃れた先で、その土地の風土を味わうのもまた楽しい。

今年の夏、もしあなたが「海辺でゆっくりしたいけれど、灼熱はごめんだ」と思っているなら、一度これらの北ヨーロッパの海岸線を検討してみてはいかがだろう。読者たちの声が示すように、そこには熱波に悩まされない、本当の夏の楽しみ方が存在するのだ。

唐

唐澤 あきら

Full stack 技術者

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